mural

作品名: 万年住地(壁画)
作 家: エリー秀仙

解 説
 延々と続く時間の中で命は形を変えて受け継がれていきます。生まれ、育ち、土に還って風に運ばれる。土は木を伸ばし、樹々の実を運ぶ鳥が巣を作る彼の地には雨が降り森は広がります。蜜に集まる蝶、昆虫たちが小さな動物の糧となり、さらに大きな生き物のエネルギーへと命は形を変えていきます。
 この地には一万年前から受け継がれてきた生命のバトンがありました。現代に生きる私たちも大きな時の流れに彷徨う一部に過ぎないのかも知れません。故に、小さな生命の些細な縁も大切にして次の時代へ多くの自然を送り出したいという祈りを込めて描きました

【技法・詳細】
(画材)
墨、和紙ペースト、岩彩、胡粉、金粉
(サイズ)
横590 x 縦127cm
<2024年2月制作>